この記事の結論
- PageSpeed Insightsのスコアそのものより、「診断」欄に並ぶ具体的な指摘事項を1つずつ潰す方が体感速度につながりやすい
- 効果が出やすい順番は、画像の圧縮・不要プラグインの整理・キャッシュ系プラグインかサーバー側の高速化機能(どちらが使えるかはサーバーによって変わる)
- サーバー側の高速化機能を使い切ってから、それでも重い場合だけプラン変更やCDN導入を検討する
PageSpeed Insightsでサイトのスコアを測ってみて、数字が低いことに驚いた経験がある人は多いはずです。
ただ、スコアの数字だけを追いかけても、実際にページを開いたときの体感速度が変わらなければあまり意味がありません。
この記事では、初心者でも手を出せる範囲で、体感でわかるレベルまで表示速度を改善する具体的な方法を整理します。
1. PageSpeed Insightsの見方、どこを見ればいいか
表示速度の改善は、まず今どこが遅いのかを把握することから始まります。
無料で使えるPageSpeed InsightsにURLを入れるだけで、何が原因で遅くなっているのかを具体的に教えてくれます。
スコアより「診断」の項目を見る
PageSpeed Insightsを開くと、まず大きなスコアの数字が目に入りますが、改善の手がかりになるのはその下に並ぶ「診断」セクションです。
「画像の配信を最適化」「使用していないJavaScriptの削減」といった具体的な指摘が並んでおり、この項目を1つずつ確認していく方が、スコアの上下に一喜一憂するより建設的です。

モバイル・PCで結果が分かれる理由
PageSpeed Insightsはモバイルとパソコンで別々にスコアを出しますが、多くの場合モバイルの方が低いスコアになります。
2. 画像まわりの改善(効果が出やすい)
PageSpeed Insightsの診断結果の多くは、実は画像まわりの問題が占めています。
難しい設定をいじる前に、まず画像のサイズと読み込み方を見直すだけでも体感速度は変わってきます。
アップロード前に圧縮する
表示速度の診断で真っ先に指摘されやすいのが画像サイズです。
スマートフォンのカメラやAI画像生成ツールで作った画像は、そのままアップロードすると数百KB〜数MBになっていることが珍しくありません。
このブログでもAI画像生成ツールで作った画像を記事に使っていますが、実際の作業ログを確認すると、生成直後は1枚あたり300〜450KB程度あった画像が、圧縮後は90〜160KB程度まで小さくなっています。
だいたい3分の1程度のサイズになる計算で、記事に使う画像1枚ごとにこの差が積み重なるため、圧縮を挟むかどうかで読み込み時間への影響がかなり変わってきます。
EWWW Image OptimizerやSmushのような画像圧縮プラグインを導入しておくと、アップロード時に自動で圧縮してくれるため、手作業での圧縮を毎回やらずに済みます。

画像サイズと遅延読み込み
表示する大きさに対して元画像が不必要に大きい場合も、無駄な読み込み時間につながります。
WordPressは標準で画像の遅延読み込み(loading="lazy")に対応しており、画面に表示されるまで画像の読み込みを後回しにする仕組みがすでに組み込まれています。
特別な設定をしていなくても、この仕組み自体は最新のWordPressであれば有効になっていることが多いです。
3. キャッシュ・プラグイン整理
画像の次に検討したいのが、キャッシュ系プラグインと使っていないプラグインの整理です。
ただし、キャッシュ系プラグインは使っているサーバーによって効果が出るかどうかが変わるため、導入前に一段階確認が必要です。
キャッシュ系プラグインを入れる際の注意
WP-OptimizeやLiteSpeed Cacheのようなキャッシュ系プラグインは、一度生成したページのデータを保存しておき、次の訪問者には保存済みのデータを返すことで表示を速くする仕組みです。
LiteSpeed Cacheのページキャッシュ機能は、サーバーがLiteSpeed系(LiteSpeed Web Server・OpenLiteSpeed・QUIC.cloud CDNなど)でないと動作しません。
mixhostのようなLiteSpeed系サーバーなら有効ですが、エックスサーバーやConoHa WING(このブログで紹介しているサーバー)はLiteSpeed系ではないため、この2社でLiteSpeed Cacheを入れてもページキャッシュ機能自体は動きません。
エックスサーバー・ConoHa WINGを使っている場合は、WP-Optimizeのようなサーバーを選ばないキャッシュ系プラグインを使うか、後述するサーバー側の高速化機能を使うのが現実的です。
利用しているレンタルサーバーが独自のキャッシュ機能をすでに持っている場合、プラグインのキャッシュと二重にかかってしまい、記事を更新しても古い表示のまま反映されない、という不具合が起きることもあります。
導入する前に、契約しているサーバーの管理画面にキャッシュ機能がすでに用意されていないか確認しておきましょう。
使っていないプラグインの棚卸し
プラグインは入れるほど、ページを表示するたびに読み込む処理が増え、表示速度に影響します。
管理画面のプラグイン一覧を開き、「有効化してから一度も設定を見ていないプラグイン」がないかを確認してみてください。
使っていないなら無効化し、しばらく様子を見て問題がなければ削除する、という手順が安全です。

4. サーバー側でできること
画像とプラグインを整理しても物足りない場合は、サーバー側に用意されている機能を確認してみましょう。
プラグインを追加する前に契約中のサーバーの機能を使い切る方が、無駄なく速度を改善できます。
レンタルサーバーの高速化機能
エックスサーバー
の「Xアクセラレータ」のように、契約しているレンタルサーバー側に高速化の仕組みが標準で用意されている場合があります。
プラグインを増やす前に、まず契約中のサーバーの管理画面にこうした機能がないか確認し、有効化されていなければオンにするだけで改善が見込める場合があります。

それでも改善しない場合の判断基準
画像圧縮・プラグイン整理・サーバー側の高速化機能を一通り試しても体感速度が変わらない場合は、サーバーのプラン自体が記事数やアクセス数に見合っていない可能性があります。
レンタルサーバーごとの機能の違いについては、ConoHa WING・エックスサーバー・mixhostを比較した記事でも触れています。
今日のアクション
- PageSpeed Insightsで自分のサイトのトップページを測定し、「診断」欄の項目を1つ確認する
- 使っていないプラグインが管理画面に残っていないか一覧を見返す
- 契約しているレンタルサーバーの管理画面に、高速化機能がすでに用意されていないか確認する


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