この記事の結論
- 構造化データは「AIが書いた記事かどうか」とは関係のない、ページの中身を検索エンジンに伝えるマークアップの話
- All in One SEOのような総合型のSEOプラグインなら自動でカバーされることが多いが、SEO SIMPLE PACKのように機能を絞ったプラグインは構造化データを出力しない(このブログはテーマ側が出力)
- 素人がまず手を出すべきは新しい項目の追加ではなく、リッチリザルトテストとSearch Consoleで今出ている構造化データにエラーが無いか確認すること
「構造化データを入れた方がいいらしい」という話を見聞きして、何をすればいいのか分からないまま放置している人は少なくないはずです。
特にAIエージェントに記事を書かせているサイトだと、「AIが書いた文章だから、余計に対策が必要なのでは」と身構えてしまうこともあるかもしれません。
この記事では、構造化データが実際に何をしているものなのか、プラグイン任せでどこまでカバーできるのか、素人が手を出すならどこまでが現実的なのかを整理します。
1. 構造化データとは何か、何のために入れるのか
構造化データとは、ページの内容を検索エンジンにも分かる形式で伝えるためのマークアップのことです。
Googleも公式に「構造化データは、ページに関する情報を提供し、ページコンテンツを分類するために標準化されたデータ形式です」と説明しており、検索結果の見え方に影響します。
星評価・パンくずリスト・FAQの折りたたみ表示など、通常の検索結果より目立つ表示は「リッチリザルト」と呼ばれています。
リッチリザルトが表示されるページは、通常の検索結果より目立つ分、クリックされやすい傾向があると説明されています。
- 星評価などの視覚的な要素が検索結果に追加される
- パンくずリストがそのまま検索結果に表示される
ここで押さえておきたいのは、構造化データが「文章をAIが書いたかどうか」とは無関係だという点です。

2. プラグイン任せでどこまでカバーできるか
実際に手を動かす前に、まず「今使っているプラグインが何をしてくれているのか」を確認しておくと、無駄な作業を減らせます。

記事の基本情報は自動化されていることが多い
All in One SEOのような総合型のSEOプラグインを導入していれば、記事のタイトル・投稿日・パンくずリストといった基本的な構造化データは、追加設定なしで自動出力されているケースがほとんどです。
ただし、SEO SIMPLE PACKのようにあえて機能を絞ったSEOプラグインの場合は事情が違います。
公式の説明でも基本的なメタタグ・OGP・アナリティクス連携が中心で、構造化データ(JSON-LD)を自分で出力する機能は含まれていません。
このブログでもSEO SIMPLE PACKを導入していますが、実際にページのソースを確認したところ、パンくずや記事の基本情報の構造化データを出力していたのはプラグインではなく、使用しているSWELLというテーマ側でした。
WordPressのテーマ側が独自に構造化データを出力している場合もあるため、プラグインとテーマの両方が同じ項目を重複出力していないかは、後述する確認方法で見ておくと安心です。
このブログのようにテーマ側だけが出力していて、プラグイン側は出していないタイプなら、そもそも重複の心配はありません。
記事タイプ特有のスキーマは手動が必要な場合がある
レビュー記事の星評価のような「記事タイプごとの構造化データ」は、プラグインが自動判定してくれるとは限りません。
Google公式のドキュメントでも、WordPressのようなCMSを使っている場合はHTMLを直接編集できないことがあり、構造化データ対応プラグインの利用やCMS側の検索エンジン設定を活用するよう案内されています。
複雑な要件になるほど、手動対応が前提になっている部分があるということです。
なお、FAQ形式・HowTo形式の記事に使われていたリッチリザルトは、いずれもGoogle検索側の仕様変更で廃止されています。
過去の記事や解説サイトで「FAQスキーマを入れよう」という情報を見かけても、今から追加を検討する必要はありません。
構造化データは「入れれば入れるほど良い」ものではありません。
実際のページ内容と一致しないマークアップを入れると、Googleのガイドライン違反として評価が下がるリスクがあります。
すでに廃止された仕様のマークアップを無理に残しておく必要もありません。
| 項目 | プラグイン任せで足りるか | 対応の目安 |
|---|---|---|
| 基本情報(パンくず・投稿日・著者) | 多くの場合、自動で出力される | 特に何もしなくてよいことが多い |
| FAQ形式の記事 | 2026年5月にGoogle検索で廃止済み | 対応不要、無理に追加しなくてよい |
| HowTo形式の手順記事 | 2023年9月にGoogle検索で廃止済み | 対応不要、無理に追加しなくてよい |
| レビュー・評価(星) | 基本は手動対応が前提 | 実際に星評価を出す記事がある場合のみ |
3. 素人でも手を出せる範囲、どこまでやるべきか
ここまでプラグインやテーマが何を自動でカバーしているかを見てきましたが、素人が実際に手を動かすとしたら、どこまでやればいいのでしょうか。
結論としては、新しく何かを追加するより、今あるものにエラーが無いか確認する方が優先度が高いです。

まず「入っているかどうか」を確認する
自分で追加作業をする前に、今のサイトに構造化データがどの程度入っているかを確認しておきましょう。
Googleの「リッチリザルトテスト」に記事のURLを入力するだけで、認識されている構造化データの種類をブラウザ上で確認できます。
Search Consoleの左メニューにある「拡張」のレポート(パンくずリストなど)を開くと、サイト全体でエラー・警告が出ている記事をまとめて確認することもできます。
エラーや警告が出ている場合は、新しく何かを追加するより先に、そこを直すのが優先です。
無理に手を広げない
レビューのスキーマは、記事の書き方自体をその形式に合わせて設計し直す必要があり、片手間で追加できるものではありません。
FAQ・HowToのリッチリザルトはすでに廃止されているため、そもそも検討の対象にすらなりません。
優先順位としては、まずプラグインやテーマが自動で出している基本情報が正しく認識されているかを確認する、それ以上のことは無理に追いかけなくて十分です。
4. このブログでの対応、今後の見直し方
このブログでも、構造化データについては今のところ使用テーマ(SWELL)が自動出力する範囲に任せており、記事タイプ別のスキーマには手を出していません。
理由は単純で、記事の大半がQ&A形式や手順形式ではなく、通常の読み物として書かれているためです。
AIで書いた記事がSEOの評価そのものでどう扱われるかという、もう一段別の論点については、AIで書いた記事、SEOで不利になるのかを整理した記事で詳しく扱っています。
今日のアクション
- リッチリザルトテストで自分のサイトの記事を1本確認してみる
- 今使っているSEOプラグインの設定画面を見て、構造化データ関連の項目があるか探してみる
- Search Consoleの「拡張」レポートを開き、構造化データのエラー・警告が出ていないか確認してみる


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